30代でセミリタイアした元会社員のひろです。
会社を退職すると、原則としてこれまで加入していた健康保険は資格を失います。
転職と違い、退職後は自分で新しい健康保険を選んで加入する必要があります。
私が最終的に加入したのは「国民健康保険」でしたが、その時の手続きの流れを実際の体験談とともにまとめていきます。
また、このタイミングで同時に国民年金への加入手続きが可能です。
国民年金については別の記事にて解説します。
退職後の健康保険の選択肢
転職しない場合での健康保険の選択肢は次の3つです。
- 任意継続 … 勤めていた会社の健康保険を最長2年間継続できる ※条件あり
- 国民健康保険 … 自治体が運営していて多くの人の選択肢
- 家族の扶養 … 配偶者や親などの会社の健康保険に加入する ※条件あり
それぞれの特徴などについてはこちらの記事↓で解説しています。

国民健康保険を選んだ理由
これしか選択肢が無かった。
同じくこうなった、という方も多いのではないでしょうか。
私の場合、配偶者がおらず扶養してもらえる家族も他にいないため「家族の扶養」という選択肢ははじめからありませんでした。
では「任意継続」はどうかと調べてみましたが、加入していた健康保険ではその制度がなかったのです。
任意継続は誰でもできるわけではない
健康保険にはいろいろと種類があります。
この任意継続というのは健康保険法における制度であり、健康保険組合や協会けんぽなどの健康保険に加入していれば利用可能なものです。
一方、私が会社員として加入していたのは国民健康保険組合、名前が似ていてややこしいですが、これは国民健康保険法に基づいたものであり別物です。
この手の情報を集めていると「健康保険は任意継続できる」という情報が先行しており誤解しやすいと感じます。
実際に私は直前まで勘違いしていました。
任意継続を検討している方は、まず自身の加入している健康保険が任意継続を利用できるのかどうかを確認しておくのが良いでしょう。
任意継続にした方が良いパターン
国民健康保険と比べてどちらがよいのかという点ですが、これは個人の状況により保険料が変わってくるため一概には言えません。
ただ、傾向として年収が高かった場合には国民健康保険よりも保険料が安くなることが多いようです。
参考として私の当時の年収は700万円台、国民健康保険だと保険料は月55000円ほどで、仮に任意継続ができていれば保険料は月34000円ほどになっていた計算になります。
なのでこの場合は任意継続のほうが年間で約25万円保険料がお得になるわけです。
国民健康保険は家族や自治体によって保険料が変わってくるため、自身の状況に合わせて試算が必要です。
WEB上で簡単に試算できる場合もあるため、調べてみると良いでしょう。
実際の手続きの流れ
流れと言っても難しいことはありません。
私は同時に国民年金の手続きもしていますが流れは同様です。
- 住居地の役所に行く
- 国民健康保険の窓口で受付
- 必要書類を提出
- 保険料の説明を受ける
- 保険証(資格確認証)を受け取る
それぞれのポイントを書いていきます。
必要なもの
手続きの際に必要なのは次の3つです。
- 健康保険の資格喪失証明書、退職証明書、離職票のうちいずれか1つ
- キャッシュカード
- 本人確認できるもの(マイナンバーカード)
資格喪失証明書、退職証明書、離職票
退職後に会社から送られてきます。退職証明書については私はもらいませんでした。
このうち健康保険の資格喪失証明書が一番早く届いたのでこちらで手続きしました。
つまりは退職したことがわかればいいということです。
当然ですが渡した書類はコピーを取られるだけで原本は戻ってきます。
キャッシュカード
キャッシュカードは、保険料を支払う口座振替の登録をするために使用します。
ただ、使用できない銀行があるというところに注意してください。
みずほ銀行などのメガバンクなら大丈夫ですが、ネット銀行系ではできない可能性が高いです。
これも事前に自治体のWEBサイトなどで調べておくと良いでしょう。
ちなみに私の場合、住信SBIネット銀行ではできませんでした。
あと、キャッシュカードの暗証番号が必要になります。
私は普段使っていない銀行だったので少々焦りました(覚えてはいましたが)。
本人確認できるもの
本人確認のためにマイナンバーカードがあるとスムーズです。
なくても手続きできる場合もあるようですが、私は提出しました。
その他
別の話にはなりますが、国民年金の加入手続きを同時に行う場合には年金手帳や基礎年金番号通知書などで基礎年金番号がわかるようにしておくと手間が省けます。
窓口ですること
私の場合ですが、事前に何か記入して持って行ったりする必要はありませんでした。
窓口で「退職に伴って国民健康保険の加入手続きがしたい」と伝えると慣れた様子で書類を渡されました。
ここで、国民年金の加入も同時に行うことができます。
単純に退職した場合は国民年金への加入も必須となるので済ませておきましょう。
渡された書類に記入をしていきますが、書くのは名前や住所、銀行口座の番号などで難しいことはありません。
そのあと、キャッシュカードを端末に読み込ませて口座振替の手続きをしました。
この時にキャッシュカードの暗証番号が必要です。
書類の作成が終わったら、そのまま保険料についての説明があります。
この時点では保険料の金額はわかりません。主に引き落としのスケジュールについてです。
説明まで終わったら、あとは国民健康保険の資格確認書の発行を待つだけです。
所要時間について
手続きにかかった時間は20分程度。
私が住んでいる地域は都会でも田舎でもないくらいで、時間帯は平日の15時ころでした。
地域差が大きく出そうですが、それでも住民課に比べて空いているとは思います。
オンライン申請について
国民健康保険の加入については、実はオンラインでも可能な自治体があります。
私もオンラインで申請をしようかと考えたのですが、以下の理由から窓口に行くこととしました。
- オンラインでも最終は結局窓口で確認のパターンがある
- 国民健康保険の資格確認書の受け取りまで時間がかかる(郵送になるため数日必要)
これらの要素は自治体によっても変わってくるので、オンラインのほうが便利な方もいることでしょう。
役所が遠い人や平日行けない人、マイナ保険証があるため資格確認書が必要ない人など、状況に合わせて手続き方法も選択しましょう。
まとめ
健康保険の切り替えは退職後に必要な手続きのひとつです。
選択肢によって保険料も変わってきますので、それぞれよく試算・比較してみましょう。
また、手続きには期限があります。
- 任意継続 … 退職日の翌日から20日以内
- 国民健康保険 … 退職日の翌日から14日以内
- 家族の扶養 … 扶養することになった事実が発生した日から5日以内
あらかじめ検討しておき、退職後は速やかに手続きしましょう!

